フランス語 TCF SO 受験記

ドイツ語B2とTOEICを受験した後フランス語のTCF SOという試験を受けたので、ドイツ語ブログではありますがここに記しておこうと思います。
TCFはTOEICの様な試験で、聴解・文法・読解の全てがマークシート、そしてパソコンで回答するSOは試験終了後すぐ仮の結果を受け取れます。
筆者はフランス語も完全初心者からのスタートです。
計3ヶ月しか勉強出来なかった為、ドイツ語は計3ヶ月の勉強でA2を取得したのでフランス語もA2が取れればいいかなと思っていたら、なんとB1を取得出来ました。
でも約半年間勉強してドイツ語B1を高得点で合格出来たのに対し、たった3ヶ月間で受けたTCFのB1判定は結構ギリギリでした。
多くの音がローマ字読み出来るドイツ語と違い、フランス語は音が難しくて大変でした。

使用した参考書はこちらです。

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まずフランス語のA1とA2用の参考書で勉強し、最後の1ヶ月でTCFの参考書に取り組みました。

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このTCF参考書は薄いですが、学校・仕事・生活・自然科学・環境問題・歴史等々あらゆるジャンルから問題が構成されており、中身の濃い1冊でした。
TCF試験はA1〜C2までの問題が出題されるので、後半は殆ど解けません。
フランス語歴たったの3ヶ月で満点を狙うのは無理があるので、5割を満点と想定し、4.5割を目指しました。

http://apprendre.tv5monde.com/ja/apprendre-francais/accueil-tcf
こちらの模試が掲載されているサイトも活用しました。
残念ながら聴解のスクリプトが載っていない(?)ので耳を鍛える勉強は出来ないですが、沢山の模試が無料で提供されているのは有り難いです。

・上記サイトEntraînement TCFの活用術
各問題のボリュームが試験本番の半分しかないので、2つの問題(例えば2018年4月分と2017年11月分)を同時に開きます。
ただし同じブラウザで2つの問題を開くと回答がカウントされないようですので、2種類のブラウザで1つずつ開く必要があります。
そして5問ずつ交互に解いていきます。このやり方だと本番に近い条件で何度も模試を解く事が出来ます。

・試験本番想定外の事態が…
TCFの参考書には聴解25分、文法20分、読解45分と書いてありましたが、試験本番では読解50分と説明を受けました。
読解は問題量が多く筆者のレベルでは最後まで読み切れないので、5分長くてラッキーと思いました。
でも試験が始まると…パソコン内のタイマーは文法と読解で合計60分しかありませんでした…。
(ちなみに公式サイトでは試験時間は全部で2時間もあると書かれています。)
読解34問中、最後の9問くらい全く読む時間がありませんでした。
もし50分あればあと2問くらい読めたかもしれません。
…ということで、TCFは、問題数や試験時間がいつも一定ではないと思っておいた方が良さそうな試験です。

日本人が得点しやすいのはおそらく文法かと思います。
しかしここでも想定外の事態が…。
フランス語は時制が複雑なので、初心者ながらも時制の区別は出来るようにしておこうと勉強しました。
そして模試でよく出ていたbien queやafin queなどの区別も出来るように、主要なものを覚えました。
でもこれらの問題は本番殆ど出なくてがっくりでした。
そのかわり動詞と前置詞の正しい組み合わせ等がよく出ました。
これは日本語には無い概念なのでドイツ語ではB2でよく出題される苦戦した分野です。しかも種類が多くて覚えるのが大変です。
それから文法セクションでは文法問題だけでなく、半分くらいが語彙問題です。
文法問題は単語が分からなくても解答を論理的に推測出来る事も多いですが、語彙は分からなければ本当に解き様がありません。
文法が模試と同じような内容ならもっと得点出来たかも、と思いますが、たった3ヶ月でB1という想定以上の成績を出せたので結果的には良かったです。
引き続き語学学習頑張ります。

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